秋葉原ツアー 2006年2月9日

秋葉原駅前再開発が進むなか、昨年8月のつくばエクスプレス開業と9月の大型量販店ヨドバシカメラ、オープンで地域の様相が一新しました。

現在、秋葉原には平日平均約33万人の乗降客があり、昨年に比べ2.5倍近く増加しています。

本年3月9日にITセンターUDXビルが完成すれば秋葉原に流入する就労者等がいっきに7000人も見込まれ、住民も増加するものと思われます。今まで飲食店が少ないとか生活必需品や生鮮品等を手軽に購入できないと言われておりましたがスーパーマーケット等も出店され、ますます町が活性化されていきます。

アキバは、夜の早い町、家族連れや女性の少ない町と言われてきましたが、再開発でこの構図は明らかに変わったと言えます。今年秋葉原には、自動車で来訪される方々のために「駐車場案内システム」が導入されます。国土交通省が2月、3月に実験をして4月からは千代田区と駐車場事業者がシステムを引継ぎ運営していくことになります。この駐車場案内システムが稼動すれば、今までのように空き駐車場を探すことなく、携帯電話やインターネット等を使って情報を入手することが出来るようになります。新しく出来たITタウンで産学が先端技術を研究、発表し、そこに集まる人々がヨドバシカメラや電気街を中心とした商業集積地で買い物をするという構図に加え、ジャンク品や電気、電子部品、アニメ、ゲーム、音楽ソフトをオタクが探し回る新アキバタウンは、新しい商売の中心になってゆくことでしょう。秋葉原という地域ブランドは、新製品の発表や新システムの実験、アイドルタレントの育成デビューの場等、アキバでしか生みだせない商業観光地としての世界的地位を得たと言えます。

秋葉原は新市場が成立する3要素、①移動手段 ②巨大施設 ③ブーム発祥の地 が揃っています。

これからは、ますます地域ブランドとしての秋葉原が世界を変えていくことになるでしょう。

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